人体には 600 以上の筋肉があり、その重さは全体重の 30~40% を占めています。筋肉はわずかな動きから激しい運動まで、体のすべての動きを支えています。また循環系や呼吸気系の維持にも貢献しています。つまり、健康な筋肉は全身の健康と幸せにとって重要だということです。
逆に言うと、不健康な筋肉や筋肉の減少は、質の高い生活にとって有害なのです。ウォーキング、ランニング、スポーツ、また体を曲げたり物を持ち上げたり動かしたりすること、これらはすべて筋肉がコントロールしています。筋肉によって私たちは真っすぐ立つことができ、滑ったり転んだりして怪我をしないようにしていられるのです。呼吸や姿勢を保てるのも筋肉のおかげです。さらにタンパク質代謝にも重要な役割を担っています。筋肉量や筋肉強度の減少は、こういったあらゆる活動や生命機能を危険にさらすことになります。